コミュニケーションはラテン語のコムニカチオ communicatioに由来しており、「分かち合うこと」を意味しているそうです。
そう考えると、コミュニケーションを増やすということが単に会話量を増やすことではないことが解ります。
むしろお互いが分かち合っている情報の量が増えることと捉えた方が 正確でないかと思います。
別の言い方をすれば、話さなくても解っている状態に近づくことがコミュニケーションをとる目的であり、阿吽の呼吸は究極のコミュ ニケーションのカタチではないでしょうか。
ここで重要なのは、お互いがやり取りする意思の背景となる情報、つまりコンテクストがしっかり認知されていることです。
オフィス環境からの環境的メッセージがそうした背景情報のひとつになっているという認識は、「場の共有」という言葉からも推測できます。
コミュニ ケーションの活性化をオフィスで実現しようとするときに、この視点は非常に重要だと考えます。