オープンオフィスがコミュニケーションを活性化するかという命題を検証したところ、MITの報告ではYES、スタンフォードの報告ではNO、その他の調査では効果が認められないという3通りの結果が出たそうです。数年前にアメリカで受けたセミナーでも、オープンオフィスは、コミュニケーションの量は増やすが、質が低下し、一方、クローズなオフィス環境ではコミュニケーションの量は低下するが質は高まるという調査結果を聞いたことがあります。要するに、コミュニケーションの活性化といってもその内容、頻度、公式、非公式、指示命令から日常会話まで多様なコミュニケーションの中で、どういった種類の交流を好ましいものとするのかによって評価は異なるということだと思います。逆に言えば、その企業で評価されるコミュニケーションのありかたを知り、そのための場づくりの戦略としてオープンオフィスが適しているのかどうかが問われるべきで、やみくもにコミュニケーションを活性化するかどうかを論じても意味はないでしょう。まず、現場のアクティビティーを知り、どのような行動を促進したいのか—というところからオフィスを見直すことが大切です。
オープンオフィスは良し悪し
掲載日2011 年 2 月 21 日
